ゆすらうめを植えて10年、実は一度もなりませんでした
花は咲くのに実がつかない
我が家の庭には、植えてから10年以上になるゆすらうめがあります。
実は、子どもの頃の思い出がきっかけで植えました。
近所の庭にあったゆすらうめの赤い実を見つけるのが楽しみで、たまに味見をさせてもらった記憶があります。
大人になって庭づくりを始めたとき、
「いつか自分の庭でも収穫できたらいいな」
そんな気持ちで苗を植えました。
ところが、植えてから2年ほどは花が少し咲く程度。
その後も実がつく気配はなく、近年は花もそれほど多くなくなり、春になると葉が勢いよく伸びるばかりです。
結局、一度も実を収穫できないまま10年以上が過ぎました。
剪定や育て方を見直しても変わらなかった
ゆすらうめは冬に剪定するのが基本とされています。

ただ、我が家の木はとても勢いが強く、放っておくとあっという間に枝が伸びてしまいます。
そのため私は冬だけでなく、気になった時期に軽く枝を整理することもあります。
「もしかすると剪定時期が原因なのかな」
と思ったこともありましたが、特別弱っている様子はなく、毎年元気に葉を茂らせています。
実がならない理由ははっきり分かりませんが、受粉の問題や環境、個体差なども関係しているのかもしれません。
実がならない原因として考えられること
ゆすらうめが実をつけない原因としては、
- 受粉がうまくいっていない
- 日当たりの条件
- 剪定による花芽への影響
- 木の個体差
などが考えられるそうです。
ただ、家庭で育てていると原因を特定するのはなかなか難しいものです。
インターネットで調べると「受粉樹が必要な場合がある」「花芽を切ってしまう剪定をしている可能性がある」といった情報も見られました。ただ、我が家では原因を特定できないまま現在に至っています。
実がならなくても、ゆすらうめを抜かなかった理由
春にはやさしい花を楽しめる
収穫はできなくても、春になると花が咲きます。
満開になるわけではありませんが、季節の訪れを感じさせてくれる存在です。
勢いよく伸びる姿に元気をもらえる
私はもともと、
「頑張らなくても育つ植物」
が好きです。
肥料や薬剤をこまめに与えなくても、自分の力で育っていく姿を見ると安心します。
ゆすらうめもまさにそんな木でした。
実はならなくても、毎年元気に葉を広げている様子を見ると、それだけで十分だと思えるようになりました。
「実を収穫する木」から「庭を楽しむ木」へ
以前は収穫を期待していましたが、今は見方が少し変わりました。
実を収穫するための木というより、
「庭の景色をつくる木」
として楽しんでいます。
剪定した枝も庭の中で活躍しています
太い枝はバイオネストの材料に

樹勢が強いので、剪定すると太い枝もたくさん出ます。
以前は切るのも大変、捨てるのも大変で、庭の隅にゴロゴロ置いているだけでした。
太い枝は処分が大変ですが、折込のこぎりがあると短く切り分けやすく、収納場所も取りません。
ところが後になって、バイオネストという考え方を知りました。
枯れ枝や落ち葉を積み重ねて、生きもののすみかや土づくりに活かす方法です。
「ただの剪定ゴミ」と思っていた枝にも使い道があると知り、考え方が変わりました。
私がバイオネストを知るきっかけになったのはがんばらないコンポスト生活 という本です。
「捨てるものを減らしながら自然の循環を楽しむ」
という考え方に共感し、今も庭づくりの参考にしています。
細い枝も庭の中で活用しています
我が家では以前、猫のフンを燃えるゴミとして処分していました。
しかし、「せっかく自然から生まれたものなら、できるだけ土に還したい」と思うようになり、現在は庭の一角に埋めています。
その際に役立っているのが、ゆすらうめや桑の木の細い剪定枝です。
フンを埋めた場所に軽く枝をかぶせておくと、土がむき出しになりにくく、見た目も自然です。
実がならなかったゆすらうめですが、剪定枝はこんな形で庭の循環に役立っています。
猫のフンを庭土に埋めるようになった経緯や、実際に堆肥化を試した記録については、こちらの記事で詳しくまとめています。
猫のフンは肥料になる?堆肥化のメリットと注意点|2か月のコンポスト実践記①
冬のゆすらうめは、私の小さな楽しみです
落葉した枝が冬の景色をつくる
冬になると葉が落ち、枝だけの姿になります。
実はならなくても、この時期のゆすらうめを室内から眺めるのが好きです。
庭の景色がよく見えるようになり、季節の移り変わりを感じられます。
シジュウカラや野鳥がやって来ることも
枝にはシジュウカラがとまることがあります。
ある年には、モズの「はやにえ」と思われるカナヘビが枝に刺さっているのを見つけて驚いたこともありました。
収穫こそできませんでしたが、庭に生きものが集まる様子を観察できるのは思いがけない楽しみです。
庭木は収穫だけが価値ではない
以前の私は、
「実がならない=失敗」
だと思っていました。
でも今は少し違います。
枝はバイオネストになり、野鳥の止まり木になり、庭の景色をつくってくれる。
そんな役割があることに気づきました。
まとめ|実がならないゆすらうめが教えてくれたこと
10年以上育てても、我が家のゆすらうめは一度も実をつけませんでした。
それでも、
- 春の花を楽しめる
- 元気な葉に季節を感じられる
- 剪定枝を庭で活用できる
- 野鳥や生きものが集まる
など、思っていた以上にたくさんの楽しみを与えてくれています。
実がならないことばかりに目を向けていた頃は残念でしたが、今は「手をかけなくても元気に育つ庭木」として気に入っています。
ゆすらうめの枝を活用するようになってから、桑の木の剪定枝も捨てずに使うようになりました。
剪定時期や切り方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
▶ 桑の木の剪定時期はいつ?実を収穫しやすくするために我が家でしていること
子どもの頃に憧れた赤い実を見ることはできませんでしたが、10年育ててみて、庭木の価値は収穫だけではないと教えてもらった気がします。



