
「猫トイレのフンはどうしても臭いが気になります…。」

「実は、堆肥化することで臭いを抑えながら、ごみの量も減らせるんですよ。」
毎日必ず出る猫のフン。
処理のたびに臭いに悩む方も多いのではないでしょうか。
けれども、猫のフンも生ごみや落ち葉と同じ“有機物”です。
微生物の力で分解するコンポストを活用すれば、臭いを軽減しながら、資源として循環させることができます。
さらに注目したいのは、防災という視点です。
災害時にごみ収集が止まってしまった場合でも、家庭内で堆肥化の仕組みがあれば、衛生的に処理を続けることができます。
今回は、飼い猫1匹分のフンを、杉のおがくずと土に還る猫砂を使って段ボールコンポストで堆肥化した実践記をお届けします。
臭い対策だけでなく、暮らしを支える備えとしてのコンポストの可能性を、ぜひ一緒に考えてみませんか。
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猫トイレのフンの処理の現状と課題

猫を飼っている多くの人が直面する問題の一つが、トイレのフンの処理です。
猫のフン尿は独特の臭いを伴うため、飼い主にとっては大きな悩みの種となっています。

土へ還す方法を試してみました。
猫トイレのフンに関する主な問題点と従来の処理方法
- 水洗トイレに流す
一部の猫用トイレは、水洗トイレにフンを流せる仕様になっていますが、全ての猫トイレが対応しているわけではありません。また、環境への影響を考慮すると、大量の水を使用することには課題もあります。 - ビニール袋に入れる
フンをビニール袋に入れてしっかりと封をし、ゴミの日まで保管するのが一般的です。密閉していても匂いが漏れたり、夏場には腐敗が進んでしまうため、悪臭が気になることが多いです。
ビニール袋は生分解しないため、埋め立て処理される際に環境への負荷も大きくなります。 - 燃えるゴミとして廃棄する
燃えるゴミとして捨てることが主な選択肢となりますが、トイレシートを使用している場合はゴミがすぐに溜まってしまいます。特に猫を複数飼っている場合、頻繁にゴミ袋を出さなければならず、飼い主にとっては負担となります。
猫トイレのフンを堆肥化するメリット

| メリット | 内容 |
|---|---|
| ゴミ削減と環境負荷の軽減 | – 燃えるゴミの量を減らし、ゴミ処理費用を削減できる – 焼却処理を減らすことで、環境負荷の軽減につながる可能性があります。 |
| 安全で有効な資源の活用 | – 化学肥料を使わずに、植物に必要な栄養を補給できる – 安全でおいしい作物を育てることができる |
| 災害時にも役立つ知識 | – ゴミ収集が滞る状況下でも、衛生的かつ安全に処理できる – 緊急時にも落ち着いて対応できる |
ビニール袋使用の見直し
猫のフンを捨てる際にビニール袋やトイレシートの使用を見直すことで、プラスチックごみの削減に繋がります。
堆肥化して土にかえることで、リサイクルの視点からも優れた方法と言えます。
持続可能な生活様式への移行
猫のフンを堆肥化する取り組みは、持続可能な生活様式を促進する一環となります。環境への配慮を日常生活に取り入れていくことができます。
猫トイレのフンの堆肥化に便利な猫砂の特徴
堆肥化が可能な生分解性の猫砂には、主に3つの種類があります。
- コーンスターチベースの猫砂
- おから猫砂
- 木材チップまたは木くず猫砂
製品によっては、香料や化学物質が含まれている場合もあります。
堆肥化に使用する場合は、「生分解性」「堆肥化可能」と明記されている製品を選びましょう。
これらの生分解性猫砂は、環境に優しい選択肢として、飼い主と猫の快適さを両立するために検討する価値があります。
自然素材や生分解性の猫砂は、堆肥化する際に非常に便利です。
タイプ別の猫トイレの比較
コーンスターチベースの猫砂
コーンスターチ(とうもろこしでんぷん)を原材料とする猫砂は、自然由来であり、非常に吸水性が高いのが特徴です。
この猫砂は使用後に堆肥化することができ、土壌改良に役立ちます。また、臭いを抑える効果もあります。
木材チップまたは木くず猫砂
木材を原料とした猫砂は、通常は杉などの木材チップや木くずを使用しています。
これらは自然に分解されやすく、堆肥化が可能です。また、抗菌作用や香りがあり、ニオイを軽減する効果も期待できます。
市販の猫トイレには様々なタイプがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
自分のライフスタイルに合ったトイレを選ぶことが大切ですね。
猫トイレのフンの堆肥化コンポストチャレンジの始まり
初めて見る段ボールコンポスト


ちょうど、市民にダンボールコンポストを無料で配布してくれたタイミングもあり、ラッキーでした!(^^)
段ボールコンポストを組み立てる


組み立てると40㎝四方ほどの大きさの段ボール箱になりました。
濡れたらふやけるのが心配で中にビニール袋を入れたくなりますが、そのままやってみよう(;^ω^)
段ボールコンポストの使い始め
2024.8月22日スタート。それから10日後の9月3日、タッパーに溜めていたフン尿をついに段ボールコンポストへ移しました!!
アンモニア臭がかなり強くなっていますが、虫がわいたりしていません。


説明書にある通り、最初は真ん中だけを使うように熊手で良く混ぜこみました!
猫トイレのフン堆肥化へ段ボールコンポストの注意点


最初の10日分のフン尿を入れてからは、3日分ずつを混ぜ込み3週間が経ちました。
抜粋の注意事項にもあるように、雨や虫対策に自転車カバーをかぶせて、少し屋根のある縁側に置いています。
まだまだ猫フンの💩形はそのままですが、虫が湧く様子もないし、暑い日も続いて発酵は進むと思います。
引き続き観察を続けた様子をしばらくしてから、お伝えしたいと思います😊
「猫トイレのフンを堆肥化コンポストチャレンジ③バイオトイレへの憧れ」として、段ボールコンポストを始めて2か月後の様子をぜひお読みください↓
猫トイレのフンを堆肥化して防災対策になる?
猫トイレのフンを堆肥化することは、災害対策としての側面を持っているだけでなく、普段の生活でも持続可能な選択肢として役立ちそうです。
前から興味のあったバイオトイレを調べていると、人間の排泄物👀までもコンポストトイレとしているecoばかクリエイションを知って脱帽したのが良いきっかけになりました。
普段は当たり前に使える水洗トイレが使えなくなることを改めて突き詰められました。
災害時に役立つトイレの選択肢
これらのトイレは、災害時だけでなく、キャンプなどのアウトドア活動でも役立ちます。日頃から備えておくことで、いざという時に慌てずに済みます。
猫トイレのフンを堆肥化するメリット!コンポストチャレンジ②で防災へ備え まとめ
猫トイレのフンの臭いや処理に悩んでいる方にとって、堆肥化はひとつの選択肢になります。
実際に、飼い猫1匹分のフンを杉のおがくずと土に還る猫砂を使い、段ボールコンポストで堆肥化する様子を記録しました。
堆肥化によって期待できることは、
- 臭いの軽減
- ごみの削減
- 焼却処理を減らすことによる環境負荷の低減
- 化学肥料に頼らない土づくり
といった、日常の中の小さな循環です。
そしてもうひとつの大きな意味が、防災への備えです。
災害時にごみ収集が止まったとしても、家庭内で処理を続けられる仕組みがあれば、衛生面の不安を減らすことにつながります。
そして、もうひとつ見逃せないのが「防災」という視点です。
災害時にごみ収集が止まった場合でも、家庭内で処理を続けられる仕組みがあれば、衛生面の不安をやわらげることにつながります。
段ボールコンポストは手軽に始められる方法ですが、
より安定した処理環境を整えたい場合は、室内で使える処理機という選択肢もあります。
たとえば ワンニャクスルFD-020 のような室内型の生ごみ処理機は、微生物の力で有機物を分解する仕組みです。
日常の臭い対策としてだけでなく、「非常時にも処理できる環境がある」という安心材料にもなります。
猫のフンを「処分するもの」から「循環させるもの」へ。
日々の小さな取り組みが、環境にも、そしてもしもの備えにもつながっていきます。
無理のない方法を選びながら、自分に合った形で備えていけると心強いですね。
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▶猫のフンは肥料になる?堆肥化のメリットと注意点|2か月のコンポスト実践記①






