庭に柿の木があるのに、これまで葉っぱはそのまま落ちるままにしていました。
「もったいないな」と思いながらも、活用方法が分からず…。
そんなときに知ったのが、「柿の葉茶」という存在です。
実は柿の葉は、昔からお茶として親しまれてきた自然素材のひとつ。
今回は、50代の私が庭の柿の葉でお茶作りに挑戦した体験を、
初心者の方にも分かりやすくまとめました。
柿の葉茶とは?やさしい自然のお茶
柿の葉茶は、柿の木の葉を乾燥させて作る、昔ながらの自然のお茶です。
カフェインを含まないため、時間帯を気にせず飲めるのが魅力のひとつです。
また、柿の葉にはビタミンやポリフェノールが含まれているとされ、
古くから日々の健康を意識した飲み物として親しまれてきました。
強いクセが少なく、やさしい風味のお茶なので、
普段あまりお茶を飲まない方でも取り入れやすいと感じました。
柿の葉茶に適した収穫時期と葉の選び方
今回使用したのは、自宅の庭にある柿の木の葉です。

柿の葉は、一般的にやわらかい若葉の時期(5〜6月頃)が良いとされています。
一方で、4月の若葉は虫の卵がつきにくく、実際に使ってみても扱いやすさを感じました。
できるだけやわらかそうな葉を選んで摘み取りました。
葉の状態としては、
- 色がきれいで元気なもの
- 虫食いや傷が少ないもの
を目安にしています。
自然のものなので、多少のばらつきはありますが、
「きれいな葉を選ぶ」くらいの感覚でも十分だと感じました。
柿の葉茶の作り方【シンプル3ステップ】
柿の葉茶の作り方にはいくつか方法がありますが、
今回はできるだけ手軽に続けられるよう、シンプルな方法で作ってみました。
① 洗って水気を切る
まずは摘んできた葉を軽く水洗いし、汚れを落とします。
その後、ザルで水切りしておきます。
② 室内でもしっかり乾燥させる
風通しの良い場所で、乾燥させるのが基本とされていますが、
今回は黄砂や花粉、近隣の香りの影響が気になったため、室内で乾燥させました。

日の当たる室内で扇風機の風を当てながら、
約3、4日ほどかけてゆっくり乾かしています。
多少の乾きムラはありますが、しっかり水分は抜けている印象です。
今回私はダイソーの乾物ネットを使って乾燥させましたが、
ジッパー部分がやや小さく、葉を出し入れする際に少し手間を感じました。
そのため、もう少し広げて干せるタイプや、
見た目も楽しめる干しかごがあると便利そうだと感じました。
例えば、ナチュラルな素材の
つきじ常陸屋 干しカゴのようなものなら、
室内でもインテリアになじみやすく、部屋干しが多い私にはちょうど良さそうです。
つきじ常陸屋 干しカゴ
秋にはドライフルーツ作りにも使えそうなので、
季節を通して活用できるのも魅力に感じています。
③ 乾燥させて保存する
乾燥した葉は細かく切って保存する方法が一般的とされていますが、
今回は散らかるのが気になったため、あえてそのままの状態で保存しました。

しっかり乾燥させておくと、葉は自然とクシャっと小さくなるため、
缶などにそのまま入れて冷蔵保管しておきます。

お茶として飲むときは、急須の代わりにコーヒーサーバーを使用しています。
中の様子が見えて、洗いやすいし、後片付けもラクなので個人的にはとても使いやすいです。

細かくしなくても大丈夫で、茶殻が捨てやすいので気軽に続けられそうです。
一般的な作り方との違い(蒸す工程について)
柿の葉茶には、「蒸してから乾燥させる」方法もありますが、
今回は手軽さを優先して蒸す工程を省略しました。
その結果、感じた違いはこちらです。
- 青っぽい香りがやや残る
- 味は問題ないが、香りに好みが分かれる
実際に夫からは
「味はいいけれど、少し香りが気になるかも」という感想もありました。
👉 丁寧に蒸す工程を取り入れると、より飲みやすくなりそうです。
また、味があっさりしていると感じる場合は、
- 軽く焙じて香ばしさを加える
といったアレンジもよさそうです。
加熱により風味は変わりますが、
取り入れやすい形で続けることも大切だと感じました。
実際に飲んでみた感想|やさしい味わいで飲みやすい
実際に飲んでみると、思っていたよりもクセが少なく、
やさしい味わいでとても飲みやすく感じました。
緑茶のような渋みはほとんどなく、
ほんのりと自然な風味が広がる、ほっとする味です。
今回使用したのは、
庭にある2本の柿の木の葉でした。
ひとつは苗から育てた富裕柿、
もうひとつは食べた種から自然に育った品種不明の渋柿です。
それぞれの葉でお茶にしてみたところ、
ほんのりと味に違いがあり、比べるのも楽しい発見でした。
便宜的に「1号」「2号」と分けてみたのですが、
私自身は2号のほうが好みの味に感じました。
このように、同じ柿の葉でも木によって風味が変わるのは、
手作りならではのおもしろさだと思います。
柿の葉茶の魅力と気になった点
柿の葉茶はノンカフェインでやさしい味わいが特徴で、
時間帯を気にせず飲めるのが魅力だと感じました。
また、柿の葉にはビタミンやポリフェノールが含まれていると言われており、
日々の暮らしに取り入れていくのが楽しみです。
一方で、乾燥に時間がかかったり、
作り方によって風味が変わる点は気になるところでした。
無理なく続けられる方法を見つけながら、
少しずつ習慣にしていけたらと思っています。
手作りが大変な方へ|市販の柿の葉茶という選択
今回は手作りに挑戦しましたが、
乾燥や保存の手間を考えると、少しハードルを感じる方もいるかもしれません。
そんな方には、市販の柿の葉茶を取り入れるのもひとつの方法です。
特にオーガニックの柿の葉茶は、
素材にこだわりたい方でも安心して取り入れやすく、
手軽に続けやすいのが魅力です。
まとめ|柿の葉を活かす楽しみを、無理のない形で
これまで何気なく落ちていくのを見ていた柿の葉も、
少し手をかけるだけで、日々の暮らしを楽しむ存在に変わりました。
今回の柿の葉茶づくりは、特別な道具がなくても始められ、
思っていたよりも気軽に取り入れられる方法でした。
一方で、乾燥の手間や風味の違いなど、
実際にやってみて気づく点もありましたが、
それも含めて手作りならではの面白さだと感じています。
「きちんと作る」方法もあれば、
「自分のペースで続ける」方法もある——
そのどちらも選べるのが、この楽しみの良さかもしれません。

こうした柿の葉を楽しむ時間も、
私にとって小さな「柿仕事」のひとつになりそうです。
まずはできる範囲から、
自分に合った楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか。
今回のような手しごとに慣れてくると、
桑の実ジャムづくりなども楽しめるようになり、季節ごとの楽しみが少しずつ広がっていきます。


